8/3 金・プラチナ相場情報

[為替/日経平均]
3日 09:19現在
ドル・円
77.22円
+0.09円
日経平均
9,705.02 円
-139.57 円
[市況]
◎ドル、77円台前半=米債格下げ懸念後退で底堅い〔東京外為〕(3日午前9時)
3日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米国債格下げ懸念後退を受けて底堅い値動きで始まった。午前9時現在は1ドル=77円28~29銭と前日(午後5時、77円22~23銭)比06銭のドル高・円安。前日海外時間は、米個人消費のさえない内容を受けて1ドル=76円台まで売られる場面があったが、その後米債格付け据え置き報道が相次いだことから買い戻しが優勢となり、一時は1ドル=77円37銭まで値を上げた。市場最大の懸念が遠のいたことで東京市場もドル買い戻し先行で始まっており、一時は1ドル=77円40銭台をうかがう展開となった。しかし、前日発表の米個人消費がマイナスとなり米株式が大幅安となるなど、米国経済先行き不安は解消されていないことから、ドルが一段高となる展開には至っていない。大幅安で始まった東京株式の値動きもドル買い意欲を冷やしている。 政府・日銀による円売り介入観測を背景にドルを買いやすい地合いにはなっているが、東京株安が深刻にならない限り介入しにくいとの見方も根強く、ドル円はこう着感を強めそうだ。円高阻止の金融緩和を決めるとの観測が高まる日銀金融政策決定会合だが、報道では資産購入基金を増額する案が伝えられており、増額規模は5兆~10兆円との報道もある。バークレイズ銀行東京支店の山本雅文チーフFXストラテジストは、報道されている程度の増額で済まされるとサプライズ効果は期待できないとして、さらなる増額が必要だと指摘。さらに「資産購入ペースを加速させれば緩和姿勢を強く示せる」と提案。「こうした対策が出こないと介入があっても効果が低下する可能性がある」と指摘している。ユーロは午前9時現在、1ユーロ=109円61~64銭(前日午後5時、109円57~60銭)、対ドルで1.4184~4185ドル(同1.4190~4192ドル)。
提供:時事通信社
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